中学受験 / 倍数算 1 / 4

倍数算① 比が変わる前後の関係

倍数算① 比が変わる前と後の関係

倍数算(ばいすうざん)は、2つの量の「比」が変化する前と後の様子から、それぞれの量を求める問題です。「比がどう変わったか」がいちばんのポイントです。

倍数算の基本

ある量がふえたり、へったりすると、比が変わります。「変わらない量」や「変わらないちがい」に注目して解きます。

📘 例題
AとBのお金の比は3:2でしたが、AがBに100円わたしたら、比が1:1になりました。はじめのAのお金はいくらだったでしょうか。

解き方:
① はじめ:A=3k、B=2k(kは比の1つ分)
② わたしたあと:A=3k-100、B=2k+100
③ 比が1:1なので、A=B
 3k-100=2k+100
 k=200
④ はじめのA=3×200=600円
たしかめ:はじめのB=400円。わたしたあと A=500円、B=500円 → 1:1 ✓

「合計が変わらない」を使う

2人の間でお金をわたすだけの場合、AとBの合計はずっと同じです。この「変わらない量」をうまく使うこともできます。

  • はじめの合計:3k+2k=5k
  • 比1:1になるので、それぞれは 5k÷2
  • Aは 3k から 5k÷2 にへったので、わたした分は 3k-5k÷2=k/2 → k/2=100 → k=200
💡 ポイント
  • はじめの比を使って、A=3k、B=2k のように書きあらわします。
  • 変化したあとの条件(比や具体的な数)から、式を立てて k を求めましょう。
  • 「お金がうつっても合計は同じ」「もらった人はふえ、わたした人はへる」を意識します。

練習問題

  1. XとYの枚数の比は5:3でしたが、XがYに20枚わたしたら比が3:3になりました。はじめのXの枚数を求めなさい。
  2. AとBのお金の比は7:3でしたが、AがBに400円わたしたら比が3:2になりました。はじめのAのお金を求めなさい。
  3. 2つの入れものPとQに水が入っています。PとQの水の比は5:3でしたが、Pから100ml移したら比が3:5になりました。はじめのPの水の量を求めなさい。

このレッスンのQ&A

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