数学A / 図形の性質①(三角形) 3 / 6

メネラウスの定理

メネラウスの定理

三角形の1辺(または延長)上にない直線が、3辺(または延長)と交わるときの線分比の定理です。

メネラウスの定理

△ABC の辺 BC、CA、AB(または各延長線)上にそれぞれ点 D、E、F があり、これらが一直線上にあるとき:
BD/DC × CE/EA × AF/FB = 1
(ただし比は有向比、または「辺の外側の点を1つ含む場合」と考えると符号を気にせず使える)

📘 例題①
△ABC の辺 BC を 2:1 に内分する点を D、辺 CA の延長上に CE:EA=3:1 となる点 E をとる。
直線 DE が辺 AB の延長と交わる点 F について AF:FB を求めよ。
メネラウスより:BD/DC × CE/EA × AF/FB = 1
(2/1)×(3/1)×(AF/FB)= 1 → AF/FB = 1/6
解答:AF:FB = 1:6(F は B より外側)
📘 例題②(三角形の辺の比)
△ABC で BD:DC=1:2、直線 EF(E は CA 上、F は AB の延長)がメネラウスの条件を満たし CE:EA=4:1 とする。AF:FB を求めよ。
(1/2)×(4/1)×(AF/FB)=1 → AF/FB=1/2
解答:AF:FB = 1:2
💡 チェバとメネラウスの違い
  • チェバ:3直線が△の1点で交わる条件 → 比の積=1
  • メネラウス:3点が1直線上にある条件 → 比の積=1
  • どちらも式の形は同じ。条件(点か直線か)が異なる
  • 外分を含む場合、辺の外側に出る点が奇数個あることに注意

練習問題

  1. △ABC で BD:DC=3:2、CE:EA=1:2 のとき、D、E、F が一直線上にあるとすると AF:FB を求めよ。
  2. △ABC の辺 AB 上に AF:FB=1:3 となる点 F をとる。直線 CF と、A を通り BC に平行な直線との交点を G とするとき AG:CF を求めよ(メネラウスを使わなくてもよい)。
  3. △ABC で D は BC の中点。直線 AD と、B を通り AC に平行な線との交点 E について BD:BE をメネラウスを用いて求めよ。

解答・解説

  1. (3/2)×(1/2)×(AF/FB)=1 → AF/FB=4/3 → AF:FB=4:3
  2. 相似比で考える。△AFC∽△GFA(AA)より AG/CF=AF/FB=1/3 → AG:CF=1:4(AG は CF の 1/4)
  3. D は BC の中点なので BD:DC=1:1。△ABE に対してメネラウスで直線 DC(延長)を考えると (BD/DE)×(EC/CA)×(AF/FB)型で進める。別解:AD は中線なので D から平行線の比で BD:BE=1:2
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