数学A / 整数の性質③(発展) 1 / 6

素数の性質と証明

素数の性質と証明

素数は整数論の基礎です。素数に関する重要な定理と証明方法を学びます。

素数の定義と基本性質

素数:1より大きく、1と自身以外の約数を持たない自然数
2, 3, 5, 7, 11, 13, 17, 19, 23, 29, …

素数の無限性(ユークリッドの証明):素数は無限に存在する。

📘 例題①(素数の無限性の証明)
背理法:素数が有限個(p₁, p₂, …, pₙ)と仮定する。
N = p₁×p₂×…×pₙ + 1 とおく。
N はどの pᵢ でも割り切れない(余りが1)。
→ N の素因数はリスト外の素数 → 矛盾 → 素数は無限個 ■

素数の判定

n が素数かどうかの判定:√n 以下の素数で割り切れないか調べる

📘 例題②(素数判定)
127 が素数かどうか判定せよ。
√127 ≈ 11.3。2,3,5,7,11 で割り切れるか確認:
127÷2=63.5(×)、127÷3(1+2+7=10:×)、127÷5(末尾2,7:×)
127÷7=18.1…(×)、127÷11=11.5…(×)
解答:127 は素数
💡 ポイント
  • 素数判定:√n以下の素数で試し割り
  • 偶数の素数は2のみ
  • 3以上の素数はすべて奇数
  • 「p が素数、p|ab → p|a または p|b」(重要定理)

練習問題

  1. 101 が素数かどうか判定せよ。
  2. p が素数で p|n² ならば p|n であることを示せ。
  3. 2以上の連続した2整数 n と n+1 がともに素数になるのは n=2 のみであることを示せ。

解答・解説

  1. √101≈10.05。2,3,5,7で確認:101÷7=14.4…(×)→ 101は素数
  2. p|n² = p|n×n。p が素数なので p|n または p|n → p|n ■
  3. n≥3 のとき n か n+1 の少なくとも一方は偶数(連続整数)。偶数が素数なのは2のみ→ n=2 または n+1=2。n=2 → n+1=3(どちらも素数 ✓)。n+1=2 → n=1(素数でない×)。n=2のみ ■

このレッスンのQ&A

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