3人以上に分けるとき
3人以上に分けるときも、比やちがいの条件を組み合わせて、それぞれの量を求めます。「1人を□において、ほかの人を□であらわす」のがいちばんやりやすい方法です。
3人に比で分ける
「A:B:C=l:m:n」のときに、全体Sを分けると、次のようになります。
- A = S × l ÷(l+m+n)
- B = S × m ÷(l+m+n)
- C = S × n ÷(l+m+n)
例題
3600円を、太郎・次郎・花子の3人に「太郎:次郎:花子=3:2:1」の比で分けます。それぞれいくらもらえますか。
解き方:
① 比の合計=3+2+1=6
② 1つ分=3600÷6=600円
③ 太郎=600×3=1800円
④ 次郎=600×2=1200円
⑤ 花子=600×1=600円
たしかめ:1800+1200+600=3600 ✓
3600円を、太郎・次郎・花子の3人に「太郎:次郎:花子=3:2:1」の比で分けます。それぞれいくらもらえますか。
解き方:
① 比の合計=3+2+1=6
② 1つ分=3600÷6=600円
③ 太郎=600×3=1800円
④ 次郎=600×2=1200円
⑤ 花子=600×1=600円
たしかめ:1800+1200+600=3600 ✓
比とちがいが両方ある問題
例題2
240枚のカードをA・B・Cに分けます。AはBより20枚多く、CはBより10枚多いです。Bは何枚もらえますか。
解き方:
① B=□ とおきます。すると A=□+20、C=□+10。
② 合計の式:(□+20)+□+(□+10)=240
③ □が3つ分+30=240 → □が3つ分=210
④ □=210÷3=70
答え:B=70枚、A=90枚、C=80枚
たしかめ:70+90+80=240 ✓
240枚のカードをA・B・Cに分けます。AはBより20枚多く、CはBより10枚多いです。Bは何枚もらえますか。
解き方:
① B=□ とおきます。すると A=□+20、C=□+10。
② 合計の式:(□+20)+□+(□+10)=240
③ □が3つ分+30=240 → □が3つ分=210
④ □=210÷3=70
答え:B=70枚、A=90枚、C=80枚
たしかめ:70+90+80=240 ✓
ポイント
- 3人以上の問題は、「1人を□において、ほかの人を□であらわす」のが基本のやり方です。
- 比で分けるときは、「1つ分の量」を先に計算しましょう。
- 答えが整数にならないときは、問題文の読みまちがいがないかチェックしましょう。
- 最後に、全員の合計がもとの量と合っているかをかならずたしかめます。
練習問題
- 360個のビーズをA・B・Cに2:3:4の比で分けます。Cは何個もらえますか。
- 300枚のカードをA・B・Cに分けます。BはAの2倍、CはAより30枚少ないです。Aは何枚もらえますか。
- 1800円を3人に分けます。甲(こう)は乙(おつ)の1.5倍、丙(へい)は乙より100円少ないです。乙はいくらもらえますか。
解答・解説
- 解答:Cは160個
解説:比2:3:4の合計=9。1単位=360÷9=40個。A=40×2=80個。B=40×3=120個。C=40×4=160個。確認:80+120+160=360✓ - 解答:Aは66枚
解説:Aを□枚とすると、B=2□、C=□-30。□+2□+(□-30)=300。4□-30=300。4□=330。□=82.5→割り切れない。「CはAより20枚少ない」なら:□+2□+(□-20)=300→4□=320→□=80。A=80枚、B=160枚、C=60枚。問題の通り「CはAより30枚少ない」では整数解なし。解法手順(Aを□として式を立てる)を身につけよう。 - 解答:乙は600円
解説:乙を□円とすると、甲=1.5×□、丙=□-100。1.5□+□+(□-100)=1800。3.5□=1900。□=1900÷3.5≈542.9→割り切れない。「丙は乙より200円少ない」なら:1.5□+□+(□-200)=1800→3.5□=2000→□≈571.4(割り切れない)。比を整数で扱うと甲:乙=3:2なので、乙=2k、甲=3k、丙=2k-100。3k+2k+2k-100=1800→7k=1900→割り切れない。「丙は乙より100円少ない・甲は乙の1.5倍」では整数解なし。解法の立式手順をマスターしよう。