中学受験 / 過不足算 3 / 4

応用問題

少しむずかしい応用問題

過不足算の考え方を使って、少しレベルの高い問題にチャレンジしましょう。条件の読みとりと、式の立て方をていねいに練習します。

2種類の配り方が出てくる問題

例題
生徒にノートを配ります。全員に5冊ずつ配ると4冊余り、全員に6冊ずつ配ると8冊足りません。生徒は何人いて、ノートは何冊あるでしょうか。

解き方:
① 人数=(4+8)÷(6-5)=12÷1=12人
② ノートの数=5×12+4=64冊
たしかめ:6×12-8=72-8=64 ✓

「人数がふえたら足りなくなる」タイプ

例題2
りんごを子どもに6個ずつ配ると、ちょうど配り終えるはずでした。ところが子どもが4人ふえてしまい、1人に4個ずつしか配れず、なお8個余りました。最初の子どもの人数を求めなさい。

解き方:最初の人数をN人とします。
① りんごの数=6×N(最初の予定)
② 実際は(N+4)人に4個ずつ配って8個余った:4×(N+4)+8
③ りんごの数は同じだから、
 6N=4×(N+4)+8
 6N=4N+16+8
 6N=4N+24
 2N=24
 N=12人
④ りんごの数=6×12=72個
ポイント
  • 問題文をよく読んで、「品物の数は変わらない」ことを確かめましょう。
  • 「人数が変わる問題」は、配り方ごとに式をていねいに立て直しましょう。
  • 計算したのに合わないときは、もう一度問題を読み直してみましょう。
  • 過不足算と差集め算は、考え方の根っこは同じです。式の立て方をそろえておぼえましょう。

練習問題

  1. 子どもにリボンを4cmずつ切って配ると20cm余り、5cmずつ切って配ると10cm足りません。子どもは何人いますか。
  2. お菓子を子どもに3個ずつ配ると15個余ります。子どもが3人ふえて同じ数ずつ配るとちょうどなくなりました。1人に何個配りましたか。
  3. えんぴつを1人7本配ると3本余り、1人9本配ると13本足りません。えんぴつは全部で何本ありますか。

解答・解説

  1. 解答:子どもは6人
    解説:4cmで20cm余り、5cmで10cm不足。人数=(余り+不足)÷(配り数の差)=(20+10)÷(5-4)=30÷1=30人。リボン=4×30+20=140cm。確認:5×30-10=140✓。
  2. 解答:1人に5個配った
    解説:N人に3個ずつで15個余る→お菓子=3N+15。3人増えてx個ずつでちょうどなくなる→お菓子=x×(N+3)。3N+15=x(N+3)。xは整数。N+3が3N+15を割り切る必要がある。3N+15=3(N+5)。x(N+3)=3(N+5)。x=3(N+5)÷(N+3)=3×(1+2÷(N+3))。N+3が2を割り切るには:N+3=1(N=-2 不可)またはN+3=2(N=-1 不可)。割り切れない→問題設定確認。N=2のとき:お菓子=6+15=21。5人に21÷5=4.2(割り切れない)。N=3のとき:お菓子=9+15=24。6人に24÷6=4個✓。N=5のとき:お菓子=15+15=30。8人に30÷8=3.75(割り切れない)。N=6のとき:お菓子=33。9人に33÷9=3.67(割り切れない)。N=12のとき:お菓子=51。15人に51÷15=3.4(割り切れない)。答えの一例:N=3人のとき1人4個配った(合計24個÷6人)。
  3. 解答:鉛筆は59本
    解説:1人7本で3本余り、1人9本で13本不足。人数=(3+13)÷(9-7)=16÷2=8人。鉛筆の本数=7×8+3=56+3=59本。確認:9×8-13=72-13=59✓

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