中学受験 / 売買損益算 3 / 4

応用:2つの品物の損益

2種類の品物のもうけと損

「2しゅるいの商品をあわせて売ったとき、合計でいくらもうかったか・損したか」を考える問題は、中学受験ではよく出る応用問題です。
かたほうのもうけと、もうかたほうの損を合わせて考えるのがポイントです。

これから学ぶこと

「Aで〇円のもうけ、Bで〇円の損」のときは、全体の損益(そんえき)= Aの分 + Bの分 で計算します。
何個もある商品を売る問題では、商品ごとに「1個あたりのもうけ × 個数」を計算してから合計するのがコツです。

例題
りんごを100個仕入れて、そのうち80個を原価の2割増し、残りの20個を原価の1わり引きで売りました。1個の原価が50円のとき、全部であわせていくらもうかったでしょう?

解き方:
①80個ぶんのもうけを計算します。
 売り値:50 × 1.2 = 60円
 1個あたりのもうけ:60 - 50 = 10円
 80個ぶんのもうけ:10 × 80 = 800円
②20個ぶんの損を計算します。
 売り値:50 × 0.9 = 45円
 1個あたりの損:50 - 45 = 5円
 20個ぶんの損:5 × 20 = 100円
③全体のもうけ = 800 - 100 = 700円

ポイント

覚えよう
  • 商品の種類が多いときは、「商品ごとに、もうけや損を計算してから合計」しましょう。
  • 損は、全体のもうけから「ひく」ことであつかえます。
  • 表にまとめてから計算すると、まちがえにくくなります。

練習問題

  1. A商品(原価400円)を3割増しで、B商品(原価600円)を2割引きで売りました。A・Bそれぞれのもうけ(または損)と、あわせていくらか求めましょう。
  2. 50個仕入れた商品のうち、40個を原価の30%増しで、10個を原価の10%引きで売りました。全体のもうけが2000円のとき、1個の原価はいくらか求めましょう。

解答・解説

  1. 解答:A の利益 = 120円、B の損失 = 120円、合計損益 = ±0円(損益なし)
    解説:A の売価 = 400 × 1.3 = 520円。A の利益 = 520 − 400 = 120円。B の売価 = 600 × 0.8 = 480円。B の損失 = 600 − 480 = 120円。合計 = 120 − 120 = 0円(損も得もない)。
  2. 解答:1個の原価 = 2000/11円(約181.8円)
    解説:原価を x 円とおく。40個を30%増しで売った利益は 0.3x × 40 = 12x。10個を10%引きで売った損失は 0.1x × 10 = x。全体の利益が2000円なので、12x-x=2000。11x=2000より、x=2000/11円(約181.8円)。

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