中学1年 / 一元一次方程式の利用 3 / 6

方程式の利用③ 速さの問題

方程式の利用③ 速さの問題

方程式を使って 速さ・道のり・時間 の問題を解きます。これからもよく出てくる問題タイプなので、ここで考え方をしっかり身につけましょう。

速さの公式(復習)

 道のり = 速さ × 時間
 速さ = 道のり ÷ 時間
 時間 = 道のり ÷ 速さ

方程式で速さの問題を解くときは、まず 「何が等しいか」を見極める ことが大切です。
 ・道のりが等しい? ・時間が等しい? ・速さが等しい?

追いつき・出会いの問題

2人がそれぞれ歩いて出発するタイプ。
 ・反対向き(向かい合う) → 2人の歩いた道のりの和 = 全体の道のり
 ・同じ向き(追いつく) → 2人の歩いた道のりが等しくなったとき追いつく

📘 例題①
A さんは家から学校まで分速 60 m で歩きます。家から学校までの道のりが 1200 m のとき、何分かかりますか。
解答:
時間を x 分とおくと、道のり = 速さ × 時間 = 60x(m)。
これが 1200 m に等しいので 60x = 1200 → x = 20(分)。
📘 例題②
弟が家を出発してから 10 分後に、兄が家を出発して同じ道を追いかけました。弟は分速 60 m、兄は分速 80 m で歩きます。兄は家を出発して何分後に弟に追いつきますか。
解答:
兄が出発してから x 分後に追いついたとする。
 弟の歩いた時間 = (10 + x) 分、弟の道のり = 60(10 + x) m
 兄の歩いた時間 = x 分、兄の道のり = 80x m
追いつくとき道のりが等しい:60(10 + x) = 80x
 600 + 60x = 80x → −20x = −600 → x = 30
 兄は出発して 30 分後 に追いつく。

行き帰りの問題

同じ道を行きと帰りで違う速さで進む問題。「行きの時間 + 帰りの時間 = 全体の時間」の関係を使います。

📘 例題③
家から駅まで行きは時速 4 km、帰りは時速 6 km で歩いたら、往復で 1 時間かかりました。家から駅までの道のりを求めなさい。
解答:
道のりを x km とおく。
 行きの時間 = x/4 時間、帰りの時間 = x/6 時間
等式:x/4 + x/6 = 1
両辺を 12 倍:3x + 2x = 12 → 5x = 12 → x = 12/5 = 2.4(km)
💡 ポイント
  • 3公式:道のり=速さ×時間/速さ=道のり÷時間/時間=道のり÷速さ
  • 追いつく問題:道のりが等しくなる瞬間
  • 出会う問題:道のりの和が全体の道のり
  • 行き帰り:時間の和または道のりの和で等式を立てる

練習問題

  1. 家から学校まで分速 50 m で歩くと、20 分かかります。家から学校までの道のりを求めなさい。
  2. A さんと B さんが 1500 m 離れたところから同時に出発して向かい合って歩きました。A さんは分速 60 m、B さんは分速 90 m です。何分後に出会いますか。
  3. 家から駅まで自転車で時速 12 km で行き、徒歩で時速 4 km で帰ったら、往復で 2 時間かかりました。家から駅までの道のりを求めなさい。

解答・解説

  1. 解答:1000 m
    解説:道のり = 速さ×時間 = 50×20 = 1000 m。
  2. 解答:10 分後
    解説:x 分後に出会うとすると、60x + 90x = 1500 → 150x = 1500 → x = 10。
  3. 解答:6 km
    解説:道のりを x km。x/12 + x/4 = 2。両辺12倍:x + 3x = 24 → 4x = 24 → x = 6。
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このレッスンのQ&A

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