AIに教える側に回る勉強法が、
無料でできるサイト
AIに教えてもらうサイトとの違い
| AIに教えてもらう(AI家庭教師など) | AIに教える(このレッスン) | |
|---|---|---|
| 先生 | AI | あなた |
| AIがすること | 答えや解説を返す | 答えも解説も言わず、分からないところを質問する |
| 身につくこと | 分からない問題の解き方 | 自分がどこを分かっていないかに気づく力、説明する力 |
どちらが良いというより、使いどころが違います。分からない問題を解きたいときは教えてもらう、分かったつもりの単元を確かめたいときは教える、という使い分けです。 つるかめポータルには、教えてもらう側の亀先生(教科別のAI家庭教師)もあります。
人に教える勉強法の名前
「人に教えると覚えられる」という勉強法には、よく使われる呼び方がいくつかあります。
| 呼び方 | どういうものか |
|---|---|
| プロテジェ効果 | 教える側に回ると、自分の理解も深まること。生徒役のコンピューターに教える学習の研究(Chase ら, 2009)でも報告されています。 |
| ラーニング・バイ・ティーチング | 教えることを通して学ぶ方法の呼び名。 |
| ファインマン・テクニック | 知らない人にも分かる言葉で説明してみて、詰まったところを調べ直す方法。物理学者ファインマンの名前がついています。 |
なお、「教えると90%覚える」のような数字が入った「ラーニングピラミッド」の図もよく見かけますが、元になった研究が見つからないと指摘されていて、数字には根拠がありません。 教える学び方に意味がないわけではなく、図の数字が当てにならない、ということです。
どれも「説明しようとすると、自分がどこを分かっていないかがその場で分かる」という点は同じです。 答えを選ぶだけだと、分かったつもりのまま進んでしまうことがあります。
相手がAIだと何がいいのか
人に教える勉強法は、聞いてくれる相手がいないと始められません。AIなら、いつでも何度でも相手をしてくれます。
ただし、ChatGPTのようなAIにそのまま「教えるから聞いて」と頼んでも、AIは正しい答えを返すように作られているので、 途中で正しい説明を先に言ってしまいがちです。それでは自分で説明する練習になりません。 つるかめポータルの生徒役のAIには、解説・要約・訂正をしない、正解を言わない、質問は1つだけ、という決まりを与えています。
どんなふうに進むのか
- 学習パスで「AIに教える」のレッスンを開きます。
- 習った内容を、自分の言葉で説明します。
- AIは分からないところを1つだけ質問します。それに答える形で説明を続けます(2〜4回)。
- 最後に、説明がどれだけできていたかを採点します。
採点では、全体をつかめているか、具体的に説明できているか、原因と結果をつないで説明できているか、の3つを見ます。 教科書の文をそのまま貼り付けた説明には、AIが「きみの言葉で言ってほしいな」と聞き返します。
ChatGPTやGeminiで自分でやるときのこつ
ふだん使っているAIでも、最初に役割をはっきり伝えておけば近いことができます。たとえば次のように頼みます。
あなたは〇〇(単元名)を習っていない中学生の役です。これから私が説明します。解説や正解は言わず、分からないところを1つだけ質問してください。
それでも途中で答えを言い始めたら、もう一度役割を伝え直します。
ChatGPTに頼むのと専用のレッスンの違い
| ChatGPTなどに役割を頼む | つるかめポータルの「AIに教える」 | |
|---|---|---|
| 役割 | 話が進むと、AIが先に解説を始めてしまうことがある | 解説・正解を言わない決まりが最初から入っている |
| 教える内容 | 自分で単元を決めて用意する | 中学・高校の教科の単元がそろっている |
| 採点 | 頼めば感想はくれるが、基準は毎回変わる | 全体の把握・具体性・原因と結果の3つで採点する |
| 記録 | 会話ごとにばらばら | 学習パスの中で進み具合が残る |
AIに教える練習で成績が上がるかどうかは、つるかめポータルではまだ確かめられていません。
学習パスをはじめる 登録なし・無料。「AIに教える」は、ほかの形式のレッスンと同じ道の上に混ざって出てきます。よくある質問
- AIに教えてもらうサイトとの違いは何ですか?
- 向きが逆です。AIに教えてもらうサイト(AI家庭教師など)は、AIが先生で、あなたが質問して答えや解説を受け取ります。つるかめポータルの「AIに教える」は、AIが生徒で、あなたが先生です。AIは答えも解説も言わず、あなたの説明の分からないところを質問してきます。教えてもらいたいときは、同じサイトの亀先生(教科別のAI家庭教師)が使えます。
- AIに教えて勉強する専用のサイトはありますか?
- あります。つるかめポータル(SciCirc)には、生徒役のAIに説明して学ぶ「AIに教える」レッスンがあります。ChatGPTなどに役割を頼む方法とちがい、AIが解説や正解を言わない決まりが最初から入っていて、中学・高校の教科の単元がそろい、説明を3つの観点で採点します。無料で、登録なしでも使えます。
- AIに説明して勉強できるサイトはありますか?
- あります。つるかめポータルの「AIに教える」レッスンでは、習った内容を生徒役のAIに自分の言葉で説明します。AIは分からないところを1つずつ質問し、2〜4回やりとりしたあと、説明がどれだけできていたかを採点します。無料で、登録なしでも使えます。
- AIに教えて勉強できるサイトはありますか?
- つるかめポータル(SciCirc)にあります。学習パスの中の「AIに教える」というレッスンで、生徒役のAIに習った内容を自分の言葉で説明すると、AIが分からないところを1つずつ質問してきます。2〜4回やりとりしたあと、説明がどれだけできていたかを採点します。無料で、アカウント登録なしでも使えます。
- 人に教えると覚えられる勉強法には名前がありますか?
- よく使われる呼び方は3つあります。教える側に回ると理解が深まることを「プロテジェ効果」、教えることで学ぶ方法を「ラーニング・バイ・ティーチング」、知らない人にも分かる言葉で説明して、詰まったところを調べ直す方法を「ファインマン・テクニック」と呼びます。
- ラーニングピラミッドは本当ですか?
- 「講義を聞くと5%、人に教えると90%覚える」といった数字の入った図は、元になった研究が見つからないと指摘されていて、数字には根拠がありません。教える学び方そのものについては、生徒役のコンピューターに教える学習で理解が深まるという研究(Chase ら, 2009)などがあります。
- ファインマン・テクニックをAIでやるにはどうすればいいですか?
- AIに「生徒役」を頼みます。ただし、ふつうに頼むとAIは先に正しい説明をしてしまい、自分で説明する練習になりません。「解説や正解は言わず、分からないところを1つだけ質問して」と、役割をはっきり決めておくのがこつです。つるかめポータルの「AIに教える」レッスンは、最初からその役割で作ってあります。
- AIに教えると、AIが先に答えを言ってしまいませんか?
- ChatGPTのようなAIは、正しい答えを返すように作られているので、教えるつもりでも答えを先に言われがちです。つるかめポータルの生徒役のAIには、解説・要約・訂正をしない、正解を言わない、質問は1つだけ、という決まりを与えています。
- 料金はかかりますか?
- かかりません。アカウント登録なしでも進められます。記録を端末をまたいで残したい場合だけ、無料のアカウントを作れます。
参考にした論文
- Chase, C. C., Chin, D. B., Oppezzo, M. A., & Schwartz, D. L. (2009). Teachable Agents and the Protégé Effect: Increasing the Effort Towards Learning. Journal of Science Education and Technology, 18(4), 334–352. doi:10.1007/s10956-009-9180-4
- Song, Y., Kim, J., Liu, Z., Li, C., & Xing, W. (2026). Students’ perceived roles, opportunities, and challenges of a generative AI-powered teachable agent: a case of middle school math class. Journal of Research on Technology in Education, 58(3), 535–554. doi:10.1080/15391523.2024.2447727
学習パスの作りと、ほかのレッスンの形式は学習パスとはにまとめています。