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Lesson 3 / 5 中級 40分

命題論理と真理値表

概念解説

「命題論理(Propositional Logic)」は、文を真(T)か偽(F)で評価し、論理結合子で組み合わせる体系です。

主な論理結合子と意味:

  • 否定(¬P): P が真なら偽、偽なら真。
  • 連言(P ∧ Q): P と Q が両方真のときのみ真。
  • 選言(P ∨ Q): P か Q の少なくとも一方が真なら真(「または」は通常包含的論理和)。
  • 含意(P → Q): P が真で Q が偽のときだけ偽。P が偽なら Q の真偽にかかわらず真。
  • 双条件(P ↔ Q): P と Q の真偽が一致するとき真。

「真理値表」はすべての真偽の組み合わせを列挙し、複合命題の真偽を確認する表です。n 個の命題変数があると 2ⁿ 行の表が必要です。

「恒真命題(トートロジー)」はすべての真偽割り当てで真になる命題です(例: P ∨ ¬P)。「矛盾(コントラディクション)」は常に偽です(例: P ∧ ¬P)。

例題

問題

「P → Q」が真で「¬Q」が真のとき、「¬P」は真か偽か。また、この推論形式の名前を答えなさい。

このレッスンのポイント

  • 1 含意「P→Q」は P が偽のとき Q の値によらず真になる(「偽からは何でも導ける」)。
  • 2 トートロジーはすべての行で真、矛盾はすべての行で偽。
  • 3 Modus Ponens: P→Q, P ∴ Q。Modus Tollens: P→Q, ¬Q ∴ ¬P。
  • 4 ド・モルガンの法則: ¬(P∧Q) ≡ ¬P∨¬Q、¬(P∨Q) ≡ ¬P∧¬Q。
  • 5 対偶(P→Q の対偶は ¬Q→¬P)は元の命題と同値。逆・裏は同値でない。